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初詣(はつもうで)

お祈り先は問わず!
「初詣」は、年が明けてから初めて神社やお寺にお参りする行事です。これからの一年間を無事に平安に過ごせますようにと、神様にお祈りをします。
だけど・・神社とお寺って、どっちでもいいの??
答えは・・どちらでもいいんです。日本人が宗教に寛容なために、特に決まりは無く、お参りすること全般が「初詣」になるのです。神社では氏神様に、お寺ではご本尊様に手を合わせましょう。 一年の始まりのお祈りをすることには変わり無いと考える国民性が、なんだか面白いですね。 さて初詣の期間ですが、だいたい松の内に行くのが目安とされています。松の内とは、1月1日から7日までのことです。この期間が1月15日までの地域もあります。

●二年参り(にねんまいり)

?? 大晦日にお参りしている人がいますけど、いいの?
いいんです。あれは「二年参り」と言って、12月31日から1月1日にまたがってお参りする、きちんとしたお参りなんです。
また、31日の夜と1日の二回に分けてお参りする場合もあります。元々初詣は、大晦日から元旦にかけて徹夜で寺院にこもる 「年籠り(としごもり)」が始まりで、二年参りの仕方はそのなごりなんです。他にも、元日にお参りすることを特に「元旦詣 (がんたんもうで)」と呼んだりします。

[ハウツーお参り〜神社編〜]

初詣のこと、色々わかってきましたか?
それでは、いざ初詣へ。
‥その前に!
神社での正しいお参りの仕方をおさらいしておきましょう。
1.御手洗(みたらし)で手を清めましょう(口もゆすぎます。)
具体的な汚れを落とすためではなく、外界のけがれを落とすためです。
2.鈴を鳴らします(シャンシャンシャン♪)
   拝殿の前にぶらさがっている大きな鈴を紐を引いて鳴らしましょう。
   さあ、神様とのコンタクト、第一歩です。                  
  
3.二礼二拍一礼をします(お願い事も忘れずに!)
二回おじぎをして、パンパンと二回拍手(かしわで)を打ちます。
   ここで神様にお祈りをしましょう。終わったら、最後にきちんと一礼。
   ちなみにお寺では合掌です。手を叩いちゃダメですヨ。

門松(かどまつ)

神様をお招きする目印
新年を祝うお飾りの門松は、その年の神様をお招きするための目印です。
そして、降りてきた年神様はお正月の間、門松に宿り福徳を授けてくれます。
もともとは、木のこずえに神が宿ると考えられていたことから杉・椎(しい) ・榊(さかき)など、松に限らず常緑樹ならなんでも使っていました。それが、 いつの頃からか松だけを用いるようになり門松と呼ばれるようになりました。
飾るタイミングには注意!
年の瀬ともなるとつい雑事に追われがちですが、門松を飾る時期にはご注意ください。12月29日に飾るのは「二重苦」、12月31日に 飾るのは「一日(夜)飾り」といって神様に失礼になります。12月28日までに飾るか12月30日に飾るのが良いでしょう。
片づけは1月7日にします。ただし、地域によって1月15日の小正月まで飾ることもあります。
厄介者は立ち入り禁止
門松の周りに付けられているしめなわ。
これは、神聖な場所と外界を区別するためのいわば立ち入り禁止テープのようなもの。「しめ」は禁忌の 意味で、門松以外にも神社の社殿や鳥居など、季節を問わず色々なところで見かけますね。家庭の神棚に も見られますし、大相撲の横綱が腰に締める「横綱」も、しめ縄が変化したものなんですよ。

●お屠蘇(おとそ)

元日の朝、お雑煮の前に朝一番で飲むものは?
それは"お屠蘇"という薬酒です。お屠蘇を元日の朝に家族そろって飲むと、一年の邪気を祓えると言われています。お屠蘇は健康祈願の風習として平安時代から親しまれてきました。その名前の由来は、「病気をもたらす邪気を屠り、生命力・抵抗力を蘇らせる」と言われていたことだそうです。
邪気を祓うお屠蘇
ただの縁起物に終わらず!お屠蘇がもつヘルシー効果!
実は、お屠蘇には健康にいい成分がたくさん含まれているんです。10種類ほどの薬草が浸されており、血行促進、血液浄化、滋養強壮、健胃作用などの効果が期待できます。
  〔お屠蘇を作ってみよう!〕
  @薬局に売っている屠蘇のもとを買う。
  A屠蘇のもとを大みそかにみりんか日本酒につけておく。

お屠蘇を飲むときは、若い人から飲むのが作法だそうです(お酒なので子どもは飲むマネをすればOK)。
家族みんなでお正月の雰囲気を楽しみましょう。

●初夢

初夢はいつ見る夢なんだろう?
新年になると、そんな疑問がうかびませんか?現在では元日から2日にかけて見る夢が初夢とされていますが、実は「大晦日の夜」、「元日の夜」、「1月2日の夜」と三通りの説があったんです。昔は「大晦日の夜」に見る夢が初夢だったのですが、年神様を迎えるために大晦日は眠らないという習慣ができました。そこで「元日の夜」とされたのですが、2日が物事を始める「事始め」の日であるなどの理由で「1月2日の夜」という説もできました。元日の夜に初夢を見られなくても、諦めるのはまだ早いようですね。

● 鏡開き(かがみびらき)

鏡もちに宿る幸福
「鏡もち」は、年神様にお供えするもので、お正月の間に神様のパワーが宿るおもちでも あります。ですから、1月1日から7日までの神様がいる松の内が明けて、年神様がお帰 りになるまでは、大切にじっと待っていましょう。1月11日がきたら、いよいよ鏡開き です。一年の無病息災に通じるチカラがいっぱいのこのおもちを、家族みんなでおいしく いただきましょう!
なぜ"鏡"?
しかし、どうして「鏡」もちなのでしょう?
それは昔の人が使っていた"鏡"の形が、このおもちのように丸いカタチをしていたからと言われています。元々鏡は、人の心や魂を映し出し、神様が宿っている神聖なものとして考えられていました。
こんな風に、神様と人とを結ぶ、大切な役割が鏡もちには込められているのです。
[図解・鏡もち]
 ■橙(だいだい):実は丸く、冬に熟して黄色になるが、翌年の夏に再び青くなる。
          実が木についたまま年を越すことから「代々」として縁起が良い。
 ■昆布(こぶ):よろこぶ 。
 ■四手(しで):四方に手を広げ繁盛を願う。
 ■譲葉(ゆずりは):長楕円形の葉で新葉が出てから、
           古い葉が落ちる事から新旧相ゆずると縁起が良い。
 ■裏白(うらじろ):シダの葉で古い葉と共に新しい葉がシダいに伸びることから。
開け!モチ
さて、鏡もちについて少し分かったところで、「鏡開き」のお話をはじめましょう。
「開く」というからには、鏡もちを手や小槌(金槌)で割るのが基本です。「うちには小槌なんて無いし、手じゃ固くて割れないから 包丁で切っちゃおう」なんて思ったあなた、いけませんよ〜。刃物で切るのは切腹を連想させる為、縁起が悪いとされているからです。頑張って割って、かき餅やお汁粉にしておいしくいただきましょう。
ちなみに、鏡開きと同じ日に、「蔵開き」という行事もあります。昔の商家では、この日に初めて蔵を開き、財産が増えるように祈っ たそうです。そして、この日から本格的に商売を始めたそうです。昔は随分ゆっくりとしていたものですね。

●小正月(こしょうがつ)/1月15日

餅の花って知っていますか?
お正月に商店街などで木の枝に丸い紅白の玉が刺さった飾りを目にしたことはありませんか? 実はあの飾りのことを「餅花(養蚕が盛んな地域では繭玉)」というんです。月の満ち欠けを基準にしていた旧暦では、 新年最初の満月は1月15日にあたります。この日に餅花を作って神棚などに飾り、豊作を祈っていたようです。 その名残から新暦採用後は1月1日を「大正月」、15日を「小正月」として祝うようになりました。 地方によっては小正月を「女正月」と呼び、年末年始忙しく働き続けた主婦をねぎらう習慣もあるそうですよ。
小豆粥を食べて今年も元気に過ごそう!
小豆粥は15日の小正月の朝に食べるもので、「十五日粥」とも呼ばれています。小豆の赤は魔を祓うとされており、 1年間の無病息災を祈り小豆粥を食べる風習があります。

●左義長

左義長ってなんだろう?
1月の中旬に、海岸や神社などで大きな焚火をしているのを見たことがありますか? あの焚火は「左義長」、「どんど焼き」などと呼ばれる小正月に行う火祭りの行事で、門松など新年の飾り物を持ち寄って焼いているのです。 もともとは、宮中で毬杖(ぎっちょう)という正月遊びに使われた杖を3本立て、そこへ扇子や短冊を結び付けて燃やしたのが始まりとされています。 「この火で焼いたお餅を食べると1年病気をしない」、「書き初めの書を燃やして、炎が高く舞い上がるほど字がうまくなる」ともいわれ、新年への願いがこめられています。

●恵方巻き(えほうまき)

節分の日に食べる太〜い巻き寿司。あれってなあに?
それは“恵方巻き”です。近年節分の時期にコンビニエンス・ストアやスーパーで見かける、あの太巻き寿司のことです。 これを節分の日に、ちょっと変わった食べ方で食べるんです…。
節分に食べるワケ
恵方巻きを食べるのは立春の前日、節分の日です。旧暦では立春から新しい年がはじまるとされ、2月の節分は文字通り「年(節)の 分かれ目」にあたる日なんです。年が変わると、東西南北にいた神様たちがそれぞれの方位へ遊行します。その中で、歳徳神(としと くじん)という福徳の神様が在位する方位を、“恵方”と呼びます。この“恵方”が、全ての事によしとされる一番の吉方位なんです。 その“恵方”に向かい、一年の幸福を願いながら食べる太巻き寿司。それが“恵方巻き”です。
発祥はどこ?
江戸末期から明治初期にかけて大阪・船場から発祥したといわれています。全国にひろがるきっかけになったのは、1989年に広島の セブンイレブンが販売してヒットしたことからのようです。
[これが恵方巻きだ!]
その形から食べ方にいたるまで、様々な縁を担いだ仕様になっています。
地域によって個性もいろいろですが、一部をご紹介しましょう。
 ・幸福いっぱいの太巻き寿司
  中身の具材は、玉子・おぼろ・椎茸・かんぴょう・高野豆腐・三つ葉・すし飯の7種。
  これは七福神にあやかっています。それらをぐるぐると巻いて作られることから、「福 を巻き込む」との意味もこめられています。また、普通の巻き寿司のように切らずに まるまるひと巻きなのは、「縁を切らないように」との願いからなのです。

[フシギな食べ方]

1、 恵方巻きを用意する(くれぐれも切らずに!)
2、 その年の恵方を向く(一年の幸福を願って…)
3、福が逃げないように無言で食べきる
                (かぶりつきましょう)

●豆まき(まめまき)

鬼は外!福は内!
節分とはその名の通り、冬から春への季節の分かれ目です。昔は立春が一年の始まりとされ、その前日の節分にさまざまな年越し行事が行われていました。新年を迎えるにあたり病気などの災いをもたらす鬼を、穀物の霊的な力が宿る大豆をまいて退治するのが豆まきです。

鬼もビックリ!!
北海道では大豆の代わりに落花生をまきます。落花生なら殻がついているため床に落ちても中身はきれいだし、大きいので拾い集めるのもカンタン。北海道に限らずいろいろな地域で取り入れられているみたいですよ。

豆だけじゃないぜ
鬼を追い払うのは豆だけではありません。玄関先などに、魚の頭が刺さった枝を見ませんか?これは「やいかがし」といって、焼いた鰯の匂いと、トゲのある柊で鬼を追い払うというおまじないなんです。怖〜い鬼ですが、鰯の匂いが大の苦手なんですよ。
鬼のこわいもの?!

●針供養(はりくよう)/2月8日・12月8日

疲れた体を豆腐のソファーで休めてあげて‥‥
昔は一家の着るものは全て女性の縫物の力量にかかっていたので、女性たちは裁縫の上達を こころから願っていました。針供養では曲がったり折れたりした針を豆腐やこんにゃくなど の柔らかいものに刺して針の労をねぎらうとともに縫物の上達を願いました。
2月8日と12月8日の年2回ありますが、地域により異なり、折れた針を紙に包んで川に 流したり、神社におさめたり、針に触れないようにするなど、様々な違いがあります。 現在では家で縫物をする人が少なくなりましたが、洋裁学校の行事としてはまだ残っている ようです。

●彼岸(ひがん)

ぼたもちとおはぎの違いって何?
お彼岸にお供えされるぼたもちとおはぎですが、その違いを知っていますか?実はほとんど同じものなんです。春はぼたもち、秋はおはぎと季節によって名前が変わります。漢字で書くと一目瞭然、ぼたもちは「牡丹もち」、おはぎは「お萩」。そう、春の牡丹、秋の萩の花に見立ててこのように呼ばれています。
でも、元々は違いがあるんです。それはあんの種類。あんの材料の小豆は秋に収穫されます。採れたて旬の小豆は皮も柔らかいので粒あんに、冬を越し皮が硬くなってしまった春にはこしあんに使われます。つまり、こしあんのものがぼたもち、粒あんのものがおはぎです。 最近では品種改良や保存方法の進歩により、一年中皮の柔らかい小豆を利用することができ、あまり区別をつけないみたいです。どちらの名前でも、おいしさには変わりはありませんけどね。
実は一緒?ぼたもちとおはぎ

●桜餅

長命寺 vs 道明寺のおいしい戦い
春になると食べたくなる桜もち。あなたがいつも食べているのは、どっちの桜もち?
●関東風
長命寺とも呼ばれます。小麦粉などの生地を焼いた皮で、あんこを巻いたクレープ状のおもち。隅田川沿いの桜の葉を使い長命寺の門前で売り出したのが起源とされます。
●関西風
道明寺とも呼ばれます。もち米で出来た道明寺粉で皮を作りあんこを包んだおもち。 道明寺粉のつぶつぶした食感が特徴。
実は一緒?ぼたもちとおはぎ
桜もちの葉って食べる?食べない?
もちろん好みなので正解はありませんが、なんと2/3近くの人が葉も一緒に食べているそうです。桜の葉を塩漬けにすることでクマリンという成分が生まれ、葉に独特の香りがするようになります。

●梅雨(ばいう)

梅雨(ばいう)の"ばい"は黴菌(ばいきん)の"ばい"?
梅雨の語源の説に次のようなものがあります。「中国では、黴(カビ)が生えやすい時期の雨という意味で黴雨(ばいう)と呼んでいたが、カビでは語感が悪いので、同じ読みで季節に合った"梅"を使い『梅雨』とした」という説です。風情があって、洒落のきいた言葉の成り立ちですね。さて、6月はカビが大量に発生しやすい時期です。そこで「意外に知らないカビ対策」を紹介します。

[意外に知らないカビ対策]

・窓は全開にしない
換気のためには窓を開けて、空気の流れを良くすることが大切ですが、空気の入り口になる窓は少しだけ開けるほうが、
空気の流れが速くなって効率よく換気できます。

・雨の日に換気扇はまわさない
雨の日に湿気をとろうとして換気扇をまわすと、逆に湿気を家にとりこんでしまいます。
エアコンや除湿器などを使うようにしましょう。


●夏越の祓(なごしのはらえ)/6月30日

近所の神社に大きな輪っかがあった、あれって何?
それは6月下旬に神社でみられる、茅(かや、ちがや)を束ねて大きな輪にした「茅の輪(ちのわ)」です。参拝者はこれをくぐることで穢(けが)れを祓(はら)います。6月30日は、半年の節目にあたり、この日に神社では半年間の罪や穢れを祓う「夏越の祓(なごしのはらえ)」といわれる行事を行います。

茅の輪をくぐってお参りしよう!
茅の輪は、ただくぐれば穢れを祓えるというわけではありません!茅の輪のくぐり方は各地方によって異なりますが、

  1、御手洗(みたらし)で手、口を清める
  2、ご神前の方を向き、礼をして、輪をくぐり、左回りで元の位置へ
  3、もう一度礼をして、輪をくぐり、右回りで元の位置へ
  4、もう一度礼をして、輪をくぐり、左回りで元の位置へ
  5、もう一度礼をして、輪をくぐり、ご神前まで進み、
    鈴を鳴らして「二礼二拍手一礼」の作法でお参りする

という手順が一般的なようです。各神社の茅の輪のそばに、くぐり方が書いてあります。近所の神社へ出かけてみましょう!
近所の神社でくぐってみよう!

●土用の丑(どようのうし)

夏の土用
年に4回、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことを土用といいます。
土用は季節の変わり目にあたり、その中でも、夏の土用(立秋までの18日間)は暑さ極まり、体調を崩しやすい時期になります。
体調管理には「う」のつく食べ物
そんな土用の丑の日には、うどん、牛、馬、梅干し、うさぎなど、「う」のつく食べ物を 食べるのが良いという風習があったんです。特にうなぎや肉類は、栄養豊富で疲労回復に なるので夏バテ防止にもなっていたようです。
「土用の丑」と言えば「うなぎ」
江戸時代に、繁盛していないうなぎ屋に、多彩な分野で活躍した天才・平賀源内が「今日は丑」 と看板を出すようにアドバイスしました。するとどうでしょう。この言葉に江戸の町人が引き つけられ、店が大繁盛することになりました。
他のうなぎ屋も、次々とこの文句を真似るようになり、いつしか、「土用の丑と言えばうなぎ」 となったわけです。
東京「うなぎ丼」vs関西「まむし」
「まむし」とは、大阪で「うなぎ丼」のことです。うなぎをご飯にまぶすから「まむし」と言われているそうです。その「うなぎ丼」と「まむし」 では、うなぎの調理法に大きな違いがあります。武士の町であった東京では、うなぎの腹を切ることが切腹に通じると嫌い、背ざきに します。一方、それにこだわらない大阪では、手早い腹ざきです。また、東京では、頭を落として切り身にしたうなぎを、まず白焼き してから蒸し、また焼きます。大阪では頭をつけたまま6匹ばかりのうなぎに串を打ち素焼きにし、たれをつけながら炭火でじっくり 焼き上げます。このため、蒸して脂を抜いた東京風かば焼きはあっさりと柔らかく、関西風は皮は固いが脂肪も残り、そのものの旨み が味わえるのです。

●暑中見舞い・残暑見舞い

暑中見舞いと残暑見舞い、どっちを出そう?
いつ送ればいいのか、いつ切り替わるのか、不安になることはありませんか?暑中見舞いは、土用から立秋の前日までで、梅雨明け後の特に暑い期間に送るものと言われています。一方残暑見舞いには、立秋を境に切り替わります。暦の上では秋になっても暑さはまだまだ厳しい、ということから「残暑」という言葉に変わります。残暑見舞いは8月末ぐらいまでとするのが一般的のようです。1年で最も暑いこの時期に、知人の体調を気遣いお手紙を書いてみてはいかがでしょうか?

●ぼん

寄り道しないで帰ってきてね
お盆になると、キュウリやナスで作った飾りを目にします。これはご先祖様を送り迎えするための乗物なんです。キュウリは馬、ナスは牛を表しています。ご先祖様が少しでも家族と一緒にいられるように、来るときは馬に乗って早く来て、帰りは牛でゆっくり帰るという意味が込められているそうです。
ご先祖様をお送りします
月が出た出た、月が出たヨイヨイ
夏の風物詩のひとつ盆踊りですが、その名の通り昔はお盆の夜(旧暦の7月15日)に踊られていました。旧暦は月の満ち欠けを基準とした暦なので、毎年7月15日はほぼ満月なんです。照明のない時代でも明るく過ごせ、月の影響でみんなの気持ちも高まるため、盆踊りには最適な日だったようです。

●十五夜(じゅうごや)

十五夜の月を愛でよう
空気が澄んで、夜空の美しさが際立つ季節を迎えます。十五夜とは旧暦8月15日の夜に、月を観賞し、秋の収穫物をお供えして感謝するお祭りなんです。月を基準としていた旧暦では15日は満月にあたり、旧暦の8月が秋のまん中にあたることから、昔から「中秋の名月」といって格別なものとしていたようです。でも実は十五夜の日が必ずしも満月ではないって知っていましたか?それは月の軌道が楕円であることなど、さまざまな理由があるそうです。「なんだ満月じゃないのか…」なんていわないで下さい。秋は1年の内で最も月がきれいに見える季節なんですよ。月は冬高く、夏低い位置にあります。丁度見上げるのに適しているのが春と秋。でも春は「おぼろ月夜」という言葉があるように、空気中に花粉や黄砂などがあるため、月の鑑賞には不向きです。つまり秋がお月見のベストシーズンになるんです。


芋名月って何?
丁度この時期に収穫される里芋をお供え物として飾っていたことから、十五夜は「芋名月」ともいわれているんです。地方によっては、
お供え物を子供たちに盗まれることを歓迎する風習もあるみたいですよ。

●ハロウィーン/10月31日

「トリック・オア・トリート!」
日本でもすっかり定着したハロウィーンですが、その由来を知っていますか?実は古代ケルト人の収穫を感謝するお祭りだったんです。古代ケルトでは10月31日を一年の終わりとし、この夜に精霊や魔女たちがやってくると信じていました。これらを撃退するために、仮面をかぶり驚かせてしまおうとしたのです。カボチャをくりぬいて中にロウソクを入れた「ジャック・オー・ランタン」を飾るのも、お化けたちを追い払うためだと言われています。ヨーロッパからアメリカに渡ったハロウィーンは、現在ではもともとの意味が薄れ、子どもが主役の楽しいイベントになりました。魔女やお化けに仮装をした子どもたちが、「トリック・オア・トリート!(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)」と言いながらお菓子を貰いに近所の家を回ったりします。楽しそうなみんなの笑い声で、お化けも帰ってしまうのかもしれません。
トリック・オア・トリート!

●七五三(しちごさん)/11月15日

そもそも七五三って何?
この時期になると神社などで、晴れ着を着たかわいい子どもたちの姿を見かけますね。七五三は、3歳の男の子と女の子、5歳の男の子、7歳の女の子の健やかな成長と健康を祝う行事です。でもなんで3、5、7歳なんでしょう?それは日本では奇数が縁起がいいとされていたからなんです。医療が十分に発達していなかった昔は子どもの死亡率が高かったので、無事成長してくれたことを神様に感謝したのです。

あま〜い親心
七五三になくてはならない千歳飴にも、子どもへの思いが込められています。飴を縁起のよい紅白にして長く伸ばしたり、鶴や亀といった長寿を表す絵柄を袋に取り入れたりと、長生きして欲しいという親の願いの表れが千歳飴なんです。年の数だけ袋に入れると良いとされていますのでお子さんが食べ過ぎないようにご注意を。
七五三

●亥の子餅(いのこもち)

秋の収穫を祝って、亥の子餅はいかが?
旧暦10月の初亥の日に、「亥の子の祝い」が行われます。これは、多産の亥(イノシシ)にあやかり、新穀でついた亥の子餅を食べ、無病と子孫繁栄を祈る年中行事です。また、田んぼの神様でもあるイノシシの子どもに、米の収穫が無事終えた事を感謝します。主に西日本で行われていますが、東日本では同じ収穫の祝いの意味をもつ「十日夜(とうかんや)」という行事があります。

さて、気になる亥の子餅ですが、ぼた餅のようなものや、ゴマやきな粉をまぶしイノシシの形を模した卵型のものなど、お店によってさまざまです。この時期にインターネットなどで注文して旬の亥の子餅を味わってみてはいかがでしょう。
イノシシにあやかった亥の子餅

●クリスマス

サンタさんに会いたい!
サンタさんって普段どこにいるんでしょう。小さい頃は誰もが会ってみたいと思うけど、物語の中のお話だから…なんて諦めていませんか?実はサンタさんは実在したんです!フィンランドのロヴァニエミ市の郊外にはサンタクロース村があり、サンタさんが毎日オフィスで働いています。なんとここではサンタさんからの手紙を申し込むことができ、クリスマスに届けてもらうことができます。フィンランドまで行けない人も大丈夫!インターネットでも申し込みができるそうなので、今年はサンタさんにお手紙をお願いしてみてはいかがでしょうか?

●冬至かぼちゃとゆず湯(とうじかぼちゃとゆずゆ)

ほくほくかぼちゃと、ぽかぽかゆず湯
1年で最も昼が短く夜が長いのが冬至です。冬至といえば、かぼちゃを食べてゆず湯に入る習わしがあります。これは冬至と「湯治(温泉に入って病気を治療すること)」がかけられていたり、ゆずだけに「融通(ゆうずう)がきくように」という願いがこめられているんです。また、本来夏が旬のかぼちゃをなぜ冬に食べるのでしょう?それはかぼちゃが長期保存にむいているからだけでなく、理由があります。ひとつは収穫後、風通しのよい所に置いておくと水分が抜けて甘味が増し、栄養価も高まるから。もうひとつは野菜の少ない冬にカロテンをたっぷり含んだかぼちゃを食べる事で風邪の予防になるからです。 ゆず湯にも血行促進で冷え性緩和、体を温めて風邪予防、皮に含まれる成分で美肌効果などさまざまな効果が期待できます。

●年越しそば(としこしそば)/12月31日

年越しそばは、江戸時代から定着したもののようです。なぜ「そば」は縁起物なのでしょう。
その由来は…
 1.人生はそばのように細く長く…
   そばは細く長い形をしていることから、それにあやかり寿命を延ばし
   家運を伸ばしたいという願いを込めたことからきています。
 2.切れやすいから、イイ。
   そばは切れやすいことから、1年の苦労や厄災をきれいさっぱり切り
   捨てて、翌年に持ち越さないようにと願ったことからきています。
 3.そばは金を集める
   金箔を扱う細工師は、飛び散った金粉を集めるとき、練ったそば粉を
   使って拾い集めたそうです。(それを水につけると金粉だけが底に沈む
   ようです。)この金を集めることから商売繁盛を願って食べられるよう
   になったことからきています。
もっとも一般的なのは、1番の「細く、長く、寿命と家運を伸ばす」という事らしいですが、
「太く、長く」を願いうどんを食べる地域もあるそうですよ。
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